まっさら 歌詞
amazarashi
アルバム | 永遠市 |
作詞 | 秋田ひろむ |
作曲 | 秋田ひろむ |
発売日 | 2023年10月25 |
Language: | 日本語/ Japanese |
まっさら 歌詞 amazarashi
嵐に飲まれた次の朝 全部を失くして棒立ちだ
生まれたばっかの赤ん坊は きっとこんな気分だから泣くんだ
蛇口をひねって水を飲む 死にたいときでも喉は乾く
身体は足りないものを欲する 頭はいっぱいだと減らしたがる
できればシンプルに生きたいな 大事なものは一個でいい
そう思っても増えてゆく 大事なものに苦笑い
守りたいゆえに投げやりな 無鉄砲も憚られるもんで
それを臆病と言われんなら そう墓石に刻んで構わない
落ち葉を鳴らし歩く くたびれた町を撫でる
木枯らしが慰める きっと明日は雪だよ
君の目は真っ赤だ 何があった涙
泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日
期待なんかしないと言ってたくせに 悲しくなってる馬鹿野郎
涙と後悔の落書きみたい 白紙に戻れない僕らだから
これまで傷つきすぎたから 多くは望まないってのは分かる
だけどときたま訪れる 喜びにも眉をひそめて
くさして、貶して、唾吐いて 捻じれた心に見失う
本当の自分なんてもんはいつも ゆがみの根元に雲隠れ
見上げた飛行機雲の 出所が見つからない
だけど存在したのは 確かだ 確かだ
君の目は真っ赤だ 何があった涙
泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日
これからの事は分からない 分からない事には怯えない
明日なんかに汚されはしない 白紙に戻れない僕らだから
嵐の晩に僕は願う 全部消えろとそっと願う
消えたら消えたできっと泣く 最悪な僕を押し込める
明日はいいことがあるって 根拠がないと不安になる
だから根拠を探している 見つからないから泣けてくる
君の目は真っ赤だ 何があった涙
泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日
描きなおせない絵画か 消しゴムのない長編小説
今日までに今日からを上書き 白紙に戻れない僕らだから